オフロードコースをやってると、面白い方がたくさん来てくれます(爆)。
「初めてはしるんですう〜」なんていう若いお兄ちゃんや、「ストロークがああなってこうなって、こう傾いたらこっちへ逃げればイケるのになあ」などと博識風のベテランや、なかなかに様々です。
ビギナーはそれなりに連れのベテランに指導を受けているようです。
ようです、というのはワタシドモ”組”の方針として「余計な口出しはしない」なので、競技以外ではまさに放置プレイ(爆)。
我がコースではフリー走行で転がろうが壊そうが怪我しようが死のうが全部本人の責任なのです。
ですが、やはりワタシもスキモノですから、どうしてもコースが気になります(笑)。
そんな時に見た良い例と悪い例をご紹介しましょう。
良い例(かな?)
先日、ファン感謝デーでベテランと若手が走っておりました。
そのベテランは僕らの大先輩で、ビギナーはその息子さん。なんとも微笑ましい?星ヒウマ的英才教育家族です(笑)。
聞けば路外デビュー2回目、だそうで、その割にはなかなかに踏みっぷりがいいんです。血は争えないなあと思いました。
そんな息子が暴れまくって、ダウンヒルの頂上でまさに今転倒せんばかりの状況になった時です。
お父さんはそれとなく「降りて確認せよ」と指示を出し、ささっとその赤い転倒寸前のクルマに乗りこんで牽引を待ちました。
ウインチで後ろから確保されたとは言っても、ナカナカに鋭い角度です。
そのまま曳いてしまうとさらに転倒するので、こなへんでと言うところでワイヤーを切り離し、ぽんとアクセルを踏んで車速を付けてコケる寸前に立ち直り下って事なきを得ました。
言葉で書けば大したこと無さそうですが、実はこの中に結構な技が駆使されています。
ヒルダウンの頂上で傾いたクルマへ乗り込むのは相当な勇気が必要です。これはベテランでないと出来ません。
ウインチワイヤーで確保されている時は安心ですが、ころ合いで切り離すタイミングもまたベテランの判断です。
そしてさらに徒歩でも困難なモーグルの下り急坂でさらにアクセルを踏むことも、かなりのベテラン技です。
息子さんにはものすごい勉強になっただろうと思いました。
それをまたワザとらしく指摘することなく、まるで遊びの一環のようにさらりとやってのけるそのお姿に感動を覚えました(笑)。
良くない例(よくあるけど)
ベテランにもイロイロなタイプがあると思いますが、一番見苦しいのは「クチダケベテラン」です。
「あそこは最初は右だ、穴は跨いで左に切るんだ、」とか「ブレーキから足を離さないとハンドルが利かんぞ!」と怒鳴っている御方がおりました。
とにかくその御方はありとあらゆる場所で仁王立ちになり若人にビシビシと指導しているのです。
お歳は我々よりもずっとメサレテいるようです。当初は「おお、凄いのが来たなあ」と素直に感心したのですけど、聞けば某所Kノ川では有名人とか。
乗られている御車もほぼノーマル。これで走れれば本当にカッコいいんですけど、事実はまさに「!?」(笑)。
お、どうやらその御方が走られるようです。これは必見ですね(爆)。
あれ?なぜかつまらない所で、激しくもがき苦しんでいます。
先程若人に激を飛ばしていた場所までもたどり着けません。たぶん、うちの荷車と化した161でも十分に通過できるでしょう。
オジサマ?動かなくなってからアクセル全開にしてもそりゃ無駄ですわ、、(笑)。
イイワケもなかなかにベテランです。
「このサスペンションとタイヤではやはりダメだなあ!!はっはっは!」
え、ダメなのは貴方のラインでは??(爆)
もうひとつ良くない?かもしれない?例です。
ワタシ達が管理を任されているコースは「関東一のすり鉢」と”かつて”呼ばれた場所があります。
今見ると「当社比」?(爆)という感じですけど、まあ今も大きな部類には入るでしょう。
傾斜はだいたい20度ぐらい、場所に依れば30度以上はあるかもしれませんが、登るも下るもまあそんなに難しい場所ではありません。
その日は前日の雨ですり鉢が湿っている状態でした。こうなるとココの土質は厄介で、まずグリップしません。
勢いでJA11のジムニーなら登りきるかどうか、という微妙な感じです。
もちろんサファリなぞは近寄ってはいけないシュチュエーションですね(笑)。速攻で巨大なオブジェと化します。
そこに若人のジムニーが勢いよく飛びこんできました。上がり切るか、という寸前で痛恨のスタック!です。
しかし興奮した若人はアクセルを緩めなかったので、クルマは頭を徐々に左に振り始め、傾斜に対してまさに真横になった感じで止まりました。
ひとりの50代と思しきベテランが帽子を飛ばしながらすっ飛んできて「ウインチ!ほら横転するぞ!確保だよ早く!!」と怒鳴っています。
仲間のひとりがそそくさとウインチを用意してますが、見ていたワタシは「いらないよそんなの」とつい口走ってしまいました。
ベテランらしき方は「あんたココの人だろ?とんだシロートだなあ!」とワタシに言うのです。
「まずこの位置からだと、この角度で横のフレームに引っ掛けて確保するんだ。徐々に曳いてきてこっちから別の車かウインチで、、、」まさワタシに教育的指導レクチャーモードです。
苦笑してしまいました。たしかにそのとおり!(爆)。
でもこのコースには10年以上のキャリアがあるんです。どの状況でどこでどうすれば危険ぐらいかは身体が覚えてます。
そのうち別の我が組員が無言で止まっているジムニーのフェンダーを”手”で押して、フロントを滑らせながら下に落しました。無事そのまま下って行きます。そして「パンパン」と手を叩いて終了。
それがココの正解なのです。
騒ぐほどではない、まあレベルの低いスタックの次元なのですが、ベテランと言う方々はさすが難しくお考えになるのですね。感心しました(爆)。
ワタシ達もそろそろ年齢だけはベテランと言われるような域に入ってきています。
最近この”稼業”に足を突っ込んだ若人にも、そろそろ何か言いたくもなる時期でございます(笑)。
しかし、大怪我や死ぬようなことがない限り、なるべく何でもやってみろ的に見守ってやりたいのです。
横転してクルマが凹んだりガラスが割れたりなんて、ほんと良い経験じゃないですか(笑)。
そうやってみんな本物のベテランになっていくんです。
ワタシのサファリ弐号機はベコベコです。完全転倒の経験はありませんが、横転状態で土が屋根を擦るぐらいの事はありました。
その傷の一個一個が経験値なんですね。経験に勝る教師はないとワタシは思っております。
〜写真は本文とは関係ありません(笑)〜



〜本文とは関係ないだけでなく、一台一台違うので実は関連性もありません(爆)〜
番外編 ベテラン(本物)の見分け方(笑)
クルマを見てると大体解るのですが、完璧なビギナーは当然クルマがきれいです。
極たまにボコボコを強引に譲渡された等の可哀そうな例外はありますが(笑)、普通の方がオフロードでもデビューしてみようかな?という気持ちになるのは自車でオンロードは堪能したから、というパタンではないでしょうか?道を外すキッカケなんて案外そんなモンです(爆)。
初級〜中級レベルになると、クルマはもう大概ベコベコです。走って結果が出てくる時期なので、もう面白くてしょうがないという感じになってます。
凹みを直すよりも走りたい気持ちが強いので直している暇がありません。また直してもどうせ凹むんだからと言う見事な理論展開で、一般世間からはかなり遠い存在になります(笑)。
遠い存在同士で爆発的に仲間が増えるのもこの時期ですね。
中級〜上級者は、当然年齢も上がってきますので世間的にも地位が出来、いつまでもベコ車に乗ってるわけにもいきません(笑)。
また経験値と得たスキルからそんなに凹ませなくとも走れる技術が身につくのです。
定番、と呼ばれるところ以外は傷がないというのも特徴の一つですね。ベテランさんはアクティブな走りの割には綺麗な車両が多いのです。
もし凹ませても直そうとするチカラが働きますが修理工場に板金塗装まで出すのはごく稀で、結局自分で叩き出したりしてやはり一般世間からはちょっとズレてしまっている事は否めません。
- 2008/06/06(金) 12:26:28|
- 僕らの基地弓張です!
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