さて、先日いきなりの唸り音とともに発覚した我がランサーLPGのハブベアリング故障ですが、やはり症状が徐々に悪化しているようなのです。
一昨日より昨日、今日とだんたんと音の発生する速度が下がってきているので、明らかにこれは急速にダメ方向に向かっているようですね。
当然実際にはもっと低い速度でも音は少し出ています。クラッチを切って空走させても走行抵抗は変わったように感じられませんが、ハブベアリングは異音を放っておくと突然ロックとかハブ破損に繋がるのでたいへん危険な部位だとも言えます。
高速道路でそんなコトになったら、、、考えただけでも恐ろしいではないですか。
で、そんなことを心配して走っていると気がつけば隣に三菱のディーラーが(笑)。
もしかするとハブナットの緩みかなんかで音が出てるだけかな〜?なんてアワ〜い期待を抱きながらお店に入ります。
「ナットは締まってますね。ええ、ハブベアリングですね間違いなく。どちらもゴロゴロするんで左右両方交換した方が良さそうです。」
解ってはいたんだよ解っては、、、(泣)。
、、、「部品、注文しまふ」。
「まさかご自分でやらないですよね?圧入がありますよ?抜くのだって大変ですよ?できま」
「できるお!!」(笑)、、、後輩の工場でやることにしまふ、、、(爆)。
ちなみに三菱の工賃は、なんと片側2万3千円、両方でジャスト4万円。安くしてもらって、です(爆)。
もちろん部品代は別、ハブベアリング2個とスナップリング2個で14000円。
合計なんやかんやで
ろくまんえん!!このボッタクリがあ!!〜、、、はい部品だけで結構です。
ああ、それでも今月のお小遣いがマイナスに(笑)。
さて、そんなことでツナギに袖を通し、久々の週末重整備です。
まずは後輩の「ダイハツのお店」へランサーゴロゴロバージョン号でレッツゴウ。
サービスが休みの梅雨の晴れ間の土曜、田舎町の静かでアンニュイな早朝に突然イキナリ、
工場貸してくれ! という問題児の先輩(つまりワタシ)の登場でございます(爆)。
乗用車のハブはバラしたことはありませんが、サファリのは何度もバラしてますのでおんなじようなもんでしょう
(はい全然違います) 。
こんな軽いクルマのハブベアリングなんてどうせ大したことねえぜと、午後から奥様の見舞いに行ってついでに飯でも食うか病院のくせにアソコの食堂はうめえんだよなあ何食うかなあなんてボンヤリと思っていたのが大間違い!(笑)
結局、都合4時間半の大手術に及びました(爆)。

まずはフロントハブの抽出です。
タイヤを外したらブレーキキャリパーを全外します。外したらヒモとかタイラップでとりあえずコイルにでも吊っておきます。
これでローターが外れます。右が固着気味でしたけどゴンゴンしたらガロン!と外れました。
次にリンク類を外していきます。まずはステアリングタイロッド。回り止めの付いたナイロン入りボルトを緩めて、ゴン!と一撃するとガタンと外れます。
タイロッドエンドプーラーという文明の利器もありますけど、まずは
プラハンでゴン!が基本ですね(爆)。
次にストラットを止めているボルトを上下外します。どちらかのボルトはまだ抜かない方がいいかと思います。次はロアアームのピポットを抜きますが、ランサーの場合バッテリーの端子のようにクワえてボルトナットでカシめるタイプなので、まずはカシメを緩めます。
ボルトを抜いたらマイナスドライバーを叩きこんでカシメを拡げて、ストラットに仮刺ししてるボルトを抜いてドラシャブーツに気を付けてナックル本体を揺するとズッコと抜けるのです。


外観からは判断できないのがベアリングですけど、ちょっと汚い(笑)。
これで作業の半分は終了(笑)。
なのですけど、そうはいかないのがシロート整備の悲しいところ。
まず、ハブベアリングの抜け止めスナップリングが取れません!
こんなカッタイリングをこのフツーのスナップリングプライヤーで取れってゆーのに無理があるのです。三菱には何か絶対にスペシャルツールがあるに違いないのですけど、すでにココまでバラシテしまってはもはやココに在る道具で済ますしか方法はありません。
後輩と二人で気合いと根性でなんとか取りました。ひとりがスナップリングを縮めている隙に、ひとりがマイナスドライバーをすかさず隙間へ差し込むというまさに必死の連携プレーです。
こいつが取れればいよいよプレスに掛けてベアリングを抜きます。と、その前にハブをナックルからひっこ抜かないといけません。
ベアリングが後でもいいんですけど、プレスに掛ける時に板で挟みこんでの固定になりメンドクサクもなりますね。

後輩のダイハツのお店のプレスは年代物で、手動ジャッキ式の抜いた入れたがこの手で実感できるスグレモノです(爆)。
デッカイレンチのコマをあてがい、ジャッキバーをスコスコ動かすとハブが抜けてきます。ハブにはベアリングの内側アウターレースが付いてきてしまいますが、後で抜くことにします。
古いベアリングが粉砕されてタマっころが転がり落ちても気にしないでスコスコを続けると、
ドガン!とハブが落っこちて抜けました。
次に古いベアリングの外側アウターレースがまだナックルに残ってますので、これもデッカイレンチのコマをあてがって抜き取ります。
無事にナックルからベアリングが泣き分かれました。古いベアリングのアウターは新品を挿入するときに使いますのでまだ捨てないで取っておきます。
新品ベアリングを取り出し、気休めにグリスを塗ったらいよいよ圧入です。斜めに入れたら折角のベアリングが粉砕されてしまうと思って水平になるように慎重に枕を牽きますけど、こんな作業は何度もやっている後輩は気にせず「ナリに入っちゃうもんですよナリに」と、あくまでナリを主張するのでいい加減に圧入。まあどんな世界でも
プロってこんなもん です、、、(爆)。

新品ベアリングを圧入したら、今度はスナップリング取付です。こいつを先につけないとハブを圧入した時に、折角入れたベアリングがまた抜けてしまいます。
もちろん、一度失敗したのですけどね(笑)。
リングつけないでハブ挿入したら、ベアリングがズコズコと抜けてしまってオイオイな状態になったので、またハブを抜こうとしたら新品ベアリングの内側アウターレースが
コロン!と取れてしまいました。
新品ベアリングが粉砕??と焦りましたが、取れただけのようでチョコット圧入したら治りましたけど大丈夫かな?(爆)。
てゆーか、ハブを下にしてベアリングを付けたナックル側のほうを押し込まないとダメじゃんと両方終わってから気が付く始末(笑)。

で、気を取り直してリングを入れて(これも苦労する)、再びハブ圧入!、としたその時、なんだか最後まで入っていきません。
何か忘れてるような、、、
あおう!なんてこった!古いベアリングの内側アウターレースがまだハブに残っているではありませんか!!。
完全にコイツの存在忘れてました。
こいつを取るのは大変ですが、とにかくマイナスドライバーを叩きこんで浮かして隙間を作り、プレスの台座にする板が挟まるまでにしなくてはなりません。
プレスに挟まればあとはすんなりと抜けてくれるのです。コンカンコンカンとお昼になっても進まぬ作業に苛立ちながら、なんとか抜き取ります。
しかし、右ナックルを見ると先ほどレース付きでハブを圧入しようとした時にスナップリングを曲げてしまっていたようです。
ハブベアリングのアウターが無理無理に押されてリングを曲げていたので、とりあえずプレスで押し戻そうとしたのですけど400キロ掛けても戻りません。
ううむ、あまり圧を掛けて新品ベアリングを粉砕するのはイヤですし、なによりもうクソ暑い中のぶっ通し作業で疲れてきました(爆)。
シロート整備は楽しい範囲で切り上げないとクルマが嫌いになってしまいます(笑)。
まあ、スナップリングが曲がりなりにもベアリングを止めているし、ちゃんと溝には食いこんでくれてるので
コレで良し!万事無問題!! とします(爆)。
圧入したハブもちゃんと廻りますし、何より左は全く問題なく組めているので大丈夫!と、あまり根拠がない自信を盾にさっさと復旧してしまうことに決定(笑)。
ナックルを組むのはバラした逆をやれば済むので、ちゃっちゃと素早い作業で完了。
ふと今になって思えば、サファリのハブ周りをバラす時の方がモノはデカくて重いけど単純で簡単だと気が付く次第で。
しいて言えば
”複雑なラジコンと単純な実車” という感覚です(笑)。
さて、その後ランサーのハブがバラけたり車輪が飛んで行ったりはしてません(爆)。
もちろんあの唸り音は消え、低速からでもかなり静かになりました。もっとも騒がしくしようにもラジオもないので時に眠たくにもなりますけど(笑)。
次はもっとうまくできるぜ! きっと(爆)。
- 2008/07/14(月) 13:26:58|
- LPG車
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Pegさんは「出来る人」なのでこんな整備もビビらないのでしょうけど、ワタシは実はあまり好きではないのです。お金がないので仕方なく、、みたいな。
そりゃ走っている方がずっとイイです(笑)。
こーいう重めの整備をやる時には、朝ケッコウな気合いが必要で、一度挫けるとしばらく手も付けません。
爪の間も黒くなるしだわ、、、(爆!)
- 2008/07/16(水) 07:36:50 |
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