組長の徒然なるままに

北関東の極一部でその名を轟かす硬派ヨンク使いの会、恐怖の六年二組を主宰する組長の極フツーの日常やその偏見入り左脇えぐるよな視線で見つめた社会の風景を語る門外不出の赤裸々日記。

世界の組長、LPガスに思う(笑)


LPG車の普及“しない”組長的考察(笑)。

LP車に乗るようになって思う事は、なんでコレがディーゼルのように普及してないのかなあという事です。
あの悪名高きディーゼルいぢめの元凶を作ったとされる石原知事も、なぜディーゼル車の代替えとしてもっと強くLP車を推進しなかったのだろうかというのも疑問です。
もっと疑問なのはクルマメーカーで、小型トラックをより効率に劣るガソリンエンジン車にしてしまうというお手軽な方法で規制を乗り切ろうとしました。
やはり、揮発油税に絡む深い政策があると見るしかありません。いやねえオトナって(笑)。


一昔前(といっても20年以上前)のLP車は確かにヒドイものだったらしいです。
遅い、ガス食う、始動性が悪い等々で、利点は「燃料安い」だけだったのも事実。
コストに厳しいタクシーや一部の配送トラックに使われていたのみでした。
しかし、月日は流れLP車も進化しました。こーいうムーブメントは海外からやってくるというのは遣隋使の時代から変わりません(笑)。
ヨーロッパやお隣の韓国ではLP車はガソリン車並みにポピュラーな乗り物らしいのです。
特に距離を走るヨーロッパ諸国のLP車は、バイフェールと言うガソリンもLPガスも両方使えるというのがトレンドのようで、実際にボルボや欧州マツダで市販されているようです。これは大変に安心便利でウラヤマシイですよね。

メカ的には、LP車にはガソリン車と同じくキャブ式とインジェクション式があるのです。
実は、ここにこの国の ”大バカちん役所” の不思議な見解がインジェクションの普及を妨げていました。
キャブは燃料となるLPガスをそのまま空気と「ナリ」で混ぜるだけですけど、インジェクションは当然インジェクターで圧縮して噴射するので、「ガスを圧縮したら危ないじゃないか!」という脳味噌ウンコ並みの意見で規制されていました(爆)。
ガソリンだって圧縮したら危ないんですけどね(笑)。

おかげで低馬力低効率のLPガスエンジンしか生産できないので、進化は20年前から止まってしまっていたのです。
クラウンやセドリックのLP車が未だにキャブ式なのは、こーいう事情を引きずっているからなのです。

しかし、さすがにこの国の役所も多少は改善されて、LPガスのインジェクション式が認可されてから今日まで10年ぐらいは経ちます。
その間にクルマメーカはLP車に何をしていたかと言えば、実はな~んにもしてないのです。
10年前はガソリンも軽油も安くて誰もがLP車なんかに乗る気もなかったのも事実ですが、せっかく規制緩和でインジェクションを作っても良しとなったのですから、せめて新型LPガスエンジンを設計、販売してほしかった、、、。
メーカーは役所よりもバカだった!?ってことですかね?(爆)。いや、一部癒着のお偉がたが揮発油税に利権を貪る構図があるのでしょう。


この法改正でラッキーだったのは後付けLP車改造キットを販売しているサードパーティです。
もともと汎用性の高いのがLPガスエンジンで、大概のガソリンエンジンはLPGへコンバートは可能です。認可やタンク位置の問題は別としますけど。

当然、LPインジェクションキットを取付けると改造車扱いとなり、運輸省の認可が必要になります。
しかしこのあたりも規制緩和により随分と楽になったようで、まだまだ数は少ないですけど軽自動車から中型トラックまでLPガス車が登場してきました。
メーカー純正ではなく、あくまでサードパーティーキット搭載による改造車という扱いですが、、。

現在、日本のメーカーでLPガスエンジンを作っているのは、日産、トヨタ、マツダしかありません。
日産とトヨタは大昔のキャブ式で、見事なくらいクラッシックエンジンです。マツダは一般的なカタログには載ってません。
しかも残念ながらロータリーではありません(笑)。

他のガス車はメーカー出荷後の改造車扱いとなっています。
三菱は「三菱ロジテクノ」という会社がガス車へのコンバートをしています。
日産系を得意としているのが「ニッキソルテック」という会社で、これらが搭載するLPガスエンジンは当然インジェクション仕様なのです。

LPiと呼ばれるこのインジェクションシステムも2種類あります。
ひとつは気化したガスを噴射するタイプで、日本のLPiの主流となっております。
特徴はガソリンエンジンの性能から1割減程度で済むという事と、既存の技術のベーパライザーを使えるというトコロです。
もうひとつはこれから主流になろうであろう、液化ガスをそのまま噴射するというタイプです。
韓国はヒュンダイのグレンジャーと言うクルマに搭載されています。
このエンジンはガソリンエンジンの性能並み、もしくは凌駕する事も可能なポテンシャルを秘めております。
液状のガスは温度がとても低いのでシリンダーに直接噴射する事で冷却を促し、熱による異常着火(ノッキング)を防止でき、つまりは圧縮比を高く設定出来るので高性能になるというワケなのです。
今年の夏にトヨタのコンフォートに搭載される新型エンジンがこの方式だという話です。さすが世界のトヨタ、本気ではないガスエンジンですけど韓国には負けられないというササヤカな意地でしょうか?。


しかし、LPG車全般の大問題として、タンクの容器検査があります。
いわゆる家庭用プロパンガスの容器と同じ考えなので、定期的に義務付けられた検査をしないと充填する事が出来ないのです。
容器の再検査は6年に一度というスパンですけどタンクを取り外して指定の検査工場に持ち込まねばならず、その間当然クルマは動きませんので休車となり個人タクシーなどは大損害なのですね。
しかも検査終了までには1週間から10日以上も掛かり、値段も取り外し工賃や検査場までの搬入費用を入れれば10万近い出費となってしまいます。
もっと高圧のCNGのタンク検査はなぜか車載のまま出来るので、費用も何千円台と格安なのです。
おかしいと思いませんか?
液化天然ガスの「天然」という部分に国会議員さんたちは弱いのでしょうか?どちらにせよガスに対して無知すぎる法整備です。
ガソリンだって元は「天然」原料ですよ(笑)。


LPガスもガソリンも石油から精製されます。
当然原油価格に翻弄されるのはどちらも同じですが、オートガスには揮発油税が掛からないので単価はガソリンの半分+αという市況の趨勢です。
面白いのは天然ガス(CNG)ですが、これは原油とはほぼ関係なく精製されるのにオートガス(LPガス)と同じような単価で推移しています。このあたりは販売店の思惑も交錯していますね(爆)。


ハナシが出たついでにCNGについても説明します。
CNGとLPGの違いはその保存方法です。
CNGは気体のまま圧縮されて車載タンクへぶち込まれます。LPGは液化ガスの状態でタンクに入ります。
当然エネルギー密度はLPGの方が高いので、一度に大量の「熱源」を積み込むことが出来ます。
従ってCNGのクルマは航続距離が短いのが一般的で、だいたい200キロ前後でしょうか。
タンクを大きくすれば解決できそうですけど、何本もガス容器を積み込むことは重量的にも効率が良いとは言えません。
つまり、そのぐらいの航続距離ならば高性能なバッテリを積んだ電気自動車が台頭してくると全く太刀打ちできないという悲しい一面があります。
CNGは二酸化炭素の排出量がどのエンジンよりも少ないという特徴もクリーンなイメージもありますけど、これも太陽光や原子力で発電された電気で充電した電気自動車には敵いません。

そーいうわけでCNGはあまり普及せずにこのまま静かに消えていくんじゃないかなと(爆)。


しかし、ではLPGなら大丈夫か?といえば、やはり楽観視は出来ません。

世の中ハイブリッド流行りで、小型セダンだけでなく大馬力大パワーの大型SUVからミニバン、トラックまで網羅されてきました。
ガソリンが高くともその使用量が半分以下ならば、燃料単価が半分のLPガス車でも経済性はアヤシイと言えます。
これからの技術革新と大量生産でハイブリッド車はどんどん値段を下げてくると思いますので、LPガス車は車両価格が安い(ってゆーか上級グレードがないだけですけど)という利点もビミョーになってきます。
それに、この先オートガスに道路特定財源の税率が課せられないとも限りません。そうなると市価はガソリンとそう変わらなくなり、LPG車に乗る意味は相当に薄れてしまうでしょう。


今、世界的に流行のディーゼルエンジンは機構的に一番進んだ内燃機関です。
特に昨今のヨーロッパで開発されている最新の電子制御ディーゼルは、既にガソリンエンジンを超えたといっても過言ではない性能です。
かのルマンはもはやディーゼルでないと勝てないとまで言われています。ホント凄いですよね。

石原知事がPMの入ったペットボトルを振った時からこの国のディーゼルの進化は止まりました。
売れないモノは真剣に開発しない、というのは資本主義の基本で、日本の自動車メーカーが本気になれば、1リッターから100馬力を超えるディーゼルだって開発できるはずなのに、です。
しかし、排気の浄化には凄い装置が必要で、その為の尿素タンクなどを別に設けなければなりません。

そう考えればLPGにも生き残れる道はあるのです。もともと気体のガスは完全燃焼しやすく、排気の処理も簡単です。
しかし、税金の取れない燃料を使うクルマを政府が保護するはずもなく、最近までグリーン税制の対象にすらなっていませんでした。ひどいお話なのです。




良く言われるインフラがないという話は、実際に使用しているとあまり適切ではないように感じます。
ネットで探せば全国のオートガススタンドの住所は解りますし、カーナビを駆使すれば辿り着けないことも稀です。
それに天然ガススタンドのように困るほど少ないという訳でもありません。
しかし、大概は家庭で使うプロパン事業所と一緒になっているので、営業時間が日中に限られるという不便さもあります。
ところが都内では24時間営業のオートガススタンドもあるようです。地方にも早く進出してほしいものですね。


ガス欠したら、、、これはLPG車の宿命とも言うべき命題です。
もはや牽引してオートガススタンドまで運ぶしかありません。ガソリンのように別容器に入れて持ってくるわけにはいかないのです。
しかしこれはタクシーの運ちゃんから聞いた話ですけど、圧力ホースで両方に充填用の口金を付けているのを前もって用意し、ガス欠したタクシーのタンクと自車のタンクとを充填口同士で繋げると、ガス欠しているタンクは当然圧力も下がっているので、時間をかければ別の圧の高いタンクからの充填が可能になる”らしい”のです(笑)。

逆止弁がいい加減だった時代の話でしょうけど、圧力差を利用しての充填は現在の最新オートガススタンドの小型バルクステーションでも行っていますのでアナガチ間違いな方法でもなかったかも知れませんね。


ワタシはLPG車を格安の中古で入手しましたが、正直コレを新車で買おうとは思いません(笑)。
新車で考えるなら(考えても無理ですけど)最新のガソリンハイブリッド車にすると思います。環境ディーゼルも尿素噴射式に変わるもっと単純な浄化システムが確立されない限り、自ら選ぶことも無さそうです。
もっともワタシの場合まずはサファリありき、なので、正直サファリ以外のクルマはすべて「補助」でしかないのですが(爆)。


もっと日本の行政と世間はそんなLPG車に目を向けるべきだとワタシは強く思うのです。
そしてもうガソリンや軽油にバカみてーな二重取りの税金掛けて、ワケの解らねー施設の財源とすることもやめましょう。
ガソリンを作る時の副産物のようなガスで、しかも絶対生息数が少ない為にお目こぼしを受けているようなLPG車とオートガスですけど、もっともっと発展の余地はあるんじゃないかと思うのです。
例えばLPG+モーターのハイブリッドなんてディーゼルよりも高効率かつクリーンな動力源になりますよね。
そのLPGハイブリッドが非常時にはガソリンも使えるバイフェールだったら、ああ、夜中でも安心して築地に寿司食いに出掛けられるじゃないですか!(笑)。



まあ、国も”癒着”メーカーも揮発油税に縛られているうちはそんな明るい話題は無理な注文ですね(爆)。




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  1. 2008/08/08(金) 16:45:29|
  2. 組長社会にモノ申す
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2
<<真夏のお引越し | ホーム | CCV終わる>>

コメント

くみちょさん こんばんわ

石原都知事なんてペットボトルに黒い粉入れて振り撒いていましたね。
単なる人気取りに過ぎなかったということでしょうか。
あの巨大な都庁だって、資材を運んで建設したのもほぼディーゼル車なんですよね。。。

さらに言わせて貰えば知事が乗っている黒塗りの大排気量車からは大量のCo2が排出っと。
地球環境にはよろしくないのでは?
と突っ込みたくなりますわ(笑)

政治家の先生方は利権等が絡んでいて真剣に国の将来、地球の将来、国民の将来なんぞ考えていないようです。
(;・∀・)ダダイジョウブ・・・?
  1. 2008/08/08(金) 23:36:39 |
  2. URL |
  3. サファリン #3fP8K/.I
  4. [ 編集]

この国の構図

まさに江戸時代から続くこの国の構図なのですが、石原都知事はまだ、”何かをやろうとしている”姿勢が評価は出来ます。
しかし、その周りのブレーンが利権がらみの方々なのでしょう。

サファリに乗ってる以上はガソリンでもディーゼルでもやっぱり環境デストロイヤーとなってしまいます。基本貨物でもニンゲンを運ぶだけ(笑)なのでその点でも全く贅沢な乗り物なのですけど、それ以外は地球に優しく慎ましく、汚した以上にキレイに生きて行けたら「いいな」と(爆)。
  1. 2008/08/12(火) 09:02:14 |
  2. URL |
  3. くみちょ #-
  4. [ 編集]

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  1. 2008/08/09(土) 14:18:34 |
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プロフィール

ロクノニくみちょう

Author:ロクノニくみちょう
愛車日産サファリY60と、それにまつわる悲喜コモゴモな出来事を赤裸々に曝け出す西高東低の意味なしブログです(笑)。
”組長”(注1)と呼ばれる問題児が見た社会や、彼の偏った価値観をモザイク無しの直球勝負で書き綴る、不良中年現在進行形の異常日記でございます。
尚、ご覧になる貴方の人生になんら足しにはならないので見過ぎに注意し、必ず食後に1アクセス程度を心掛けてください。
またサファリ関連だと思ってもまるで参考にもならないので、真似をすると貴方の愛車の健康を著しく損なう恐れもあります。


(注1)組長とは、説明しよう。
t県はy市y張のアレ○クラー弓張という某所にて、公開秘密結社6年2組という世界征服と環境保全(爆)を目的としたチームを営んでいる、というコトもあったけど今はホームコースの閉鎖で休業中。
元走り屋今路外屋。残念ながら既婚。メタボからメタボ気味に改善後、再びメタボになりつつあったのでちょっと反省し再び改善中。某企業の某設計屋をやりつつ悪だくみも兼務で以下ゴニョゴニョ。
会社では彼の”戦車”がすっかり溶け込んで、最近では「乗ってくるな」とまで言われている。

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