まさにコンジョーと人脈のたまもの(笑)。
セド君が息を吹き返しました。
脳天を開けられ食う側も出す側もがっちょり外されてしまったRB20P様ですが、なんとか無事に組み上がることができました。
もちろんあっちの板の友人のK1600GTクンに寄るところがヒジョーに大きいのですが、もともと彼もLPG整備士とは言えコンフォートなトヨタ車マイスターなので、日産LPGはお初。
二人で試行錯誤したり整備書をひっくり返したり、終わってみるとそれはそれは楽しい時間でした。

取敢えず佳境の作業をご紹介。
まずは折ってしまったバキューム配管の修理です。

バキュームコントロールのキャリアにある三又部分を復旧しました。
ここはデスビから伸びてくる進角用のバキュームが刺さる場所です。
モノタロウで買った銅管とお得意?のハンダとK1600GTクン持参のエポキシ接着剤でガッチガチに。
新品買ったら壱萬九千円也(爆)。治すしかないではないですか(笑)。

段ボールに配管図(笑)。書いとかなきゃ忘れるお年頃。

で、ヘッドを乗せてトルクレンチで規定通りに締め上げます。
全部締め上げた後に一度緩める、とか結構メンドクサイ事をしなければなりません。
再び規定トルクで締めていきます。ああ、エンジン組んでるなあ、という実感の瞬間(笑)。

タイベルも戻します。アイマークを何度もよ~っく確認。一度フタしてからも再度開けて確認する念の入れよう(笑)。
もし違っていればバルブがピストン叩いて大惨事。
「ん~、やっぱもう一回見ておこう」は大事なんです(笑)。

両家マニ様を定位置に納めます。エキマニガスケットは新品にしたけど、そういえばインマニガスケットは買い忘れてた(核爆)ので、伝家の宝刀液体ガスケットぼったり塗りで対応。
最近の液ガスは超高性能なのできっと大丈夫、と自分に言い聞かせます。

カオスなEGR配管とコントロールバルブへのホース繋ぎやら、バキュームホースの接続やらを復旧。
記憶を頼りにすると、「なんで足りねえ?」とか「こんなに余るか?」などかな~りアヤシイおとっつあん脳をサポトヨするのはやっぱり一枚の写真。ちゃんと外す前に撮っててヨカッタ(笑)。
で、一応カタチにはなりましたRB20P様です。
ラジエタを外したので殆ど抜けてしまった不凍液をドブドブ入れて、さああとは始動あるのみ。
冷やかしに来ていたT部ちょーの青ジムニーから給電し、恐る恐るキーを捻ると、ちょっと長めのクランキングからバス!バスっと初爆が。1~2気筒に火が入ったようですがまだ油断はなりませんのでスターターは回しっぱなし。
そのうちバスバスがババババッババと変化して遂にグオ~ン!とRBの6人の神様が目覚めました。
やった!一発始動や!(笑)。

↑同じような写真だけどファンが回ってるでしょ?(笑)
チョークを曳いて暖機と回転キープ。
タペットを叩く音はしますがこれはまだ脳天に血が通ってない為。
ゴブゴブっとラジエタキャップ口からゲップが出るので、すかさず補給。
ああ、廻ってるよあのバラバラだったRBが、、、しかしこの状態では感無量に浸ってる場合ではありません。
きちんと6発に火が入ってる証拠にカムカバーに触れても揺れや振動は皆無なのですが、負荷をかけて走らせてみなきゃEGRコントロールやバキュームがまともに働くのかは解りません。
タペット音も消え銅グリスやら騙し油やらが燃える白煙も消え、アイドリングするRBはまさにシルキー。
ちょこっと試運転、と称して晩秋&夕方のR294へ。
まずはゆっくり踏み込んで変速のチェック。6か月放置でもちゃんとATは仕事しました(笑)。
次はちょっと怖いけどググっと床まで踏んで回転を上げてみると、あの弱弱しかった加速が鳴りを潜め力強くセド君のクソ重いはずのボディを引っ張り上げます。
ウホホホっと笑いが込上げてきますが、これは新品プラグによるものかK1600GTクンのバリ取り面研作業によるものか、なかなかどうして気持ち良い回りのRB20P。これがディフォルトかと思うと随分今まで損をしてきたワケなのですね。
踏んだり流したりしてEGRとバキュームを確認。
EGRコントロールが効いてないと急にアクセルを戻した時にストールする場合があるんですが、そんな兆候も皆無なのでこちらもオッケー。
回転を徐々に上げていくと点火タイミングもちゃんと進角しているようなので、バキュームコントロールもオッケー。
しかしこのパワフルさ(当社比)は完全復旧どころか、まるで別物のエンジンを積み替えたようです。
(感想には個人差があります(笑))
セド君、半年ぶりでようやく公道復帰へ。
ダイハツのお店暮らしも悪くなかったかもだけど(笑)、やっぱり走ってナンボの平成旧車です。
K1600GTクンをはじめいろんな人にアドバイスやお手伝いをして貰いました。
皆様のおかげで復活できました。本当にありがとうございますです。
感謝多謝谢谢GraciasThank youشكراधन्यवादObrigadoСпасибоDanke고맙습니다ขอบคุณ.Salamat.Баярлалаа.(ちゃんと表示されるんかな?)
これであと10年は、、、その前にまた何か壊れるだろうな、旧車だし(爆)。
おまけ

これが諸悪の根源のプラグ。
LPGは油っ気が無いため錆びやすいんです。1年に1回は外して耐熱グリスを薄く塗って戻す気遣いが必要ですね。
ガソリン車でもプラグ交換ができるクルマは診ておいた方が良いでしょう。
中古車を買うときのチェック項目にも強くお勧めします。
もし、サビサビでプラグが回らないなんてことになったら、、、、ああ(笑)。
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- 2017/11/27(月) 18:02:37|
- LPG車
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
突然の訪問、失礼いたします。
私はこちら⇒b--n.net
でブログをやっているきみきといいます。
色々なブログをみて勉強させていただいています。
もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか?
「やってもいいよ」という方はコメントを返してくだされば、
私もリンクさせていただきます。
よろしくお願いします^^
- 2017/11/27(月) 18:10:00 |
- URL |
- さくら #-
- [ 編集]
セド君、復活おめっとうさん。
ENGの調子が上がった!?ようで、何より(笑)
モリブデングリス塗るのかしら? 簡単にプラグ外せそうだから年壱なら苦じゃないね。
あ、エポキシは衝撃に弱いから、出来ればこれでもかっていうくらい硬ロウでモリモリした方が良いかな。
まぁ、一先ず万歳!
- 2017/11/27(月) 21:00:47 |
- URL |
- プロパン・・・@アツギ #-
- [ 編集]
ようやく復活。
苦節半年、折れたのはプラグだけではなかったよ(笑)。
これからは気を付けて整備していかねばね。平成車と言っても旧車だし。
エンジンはまぢでパワーが上がったよ。実感として1割ぐらいのパワーアップ。
燃費もよくなったんじゃねーかな。
- 2017/11/28(火) 07:38:13 |
- URL |
- くみちょう #-
- [ 編集]